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「保育士」は、以前であれば「保母さん」などと呼ばれていましたが、「児童福祉法」の改正によって「保育士」という名称に統一されました。

「保母さん」というと女性専門職のイメージが強いですが、「保育士」という名称に統一されたことでそれも薄まり、「男性保育士」の数は年々増加しているといいます。

男性保育士を目指す人の年齢層は20代が中心で、その後年齢が高くなるにつれ、反比例して保育士志望者は徐々に少なくなっています。
保育士試験の受験には年齢制限はないので、受験資格さえ満たしていれば、本来は何歳でも目指すことのできる国家資格です。

しかし、保育士資格に男性が挑戦することの実情は、先にお伝えしたように若年層中心の話であり、年配者の受験はとても珍しい例になってしまいます。

なぜかというと、一番の大きな理由は、「保育士の賃金が低い」ことにあるといえます。
他業種と比べて平均で約10万円も月給に差がある現状では、キャリアステップとして保育士に転職する決断は、なかなかできるものではありません。

もともと保育士という仕事は女性を想定していて、そのために一定の年齢まで務めると結婚を機に職を離れるケースがほとんどで、その後は入れ替わりに別の若い女性を採用する→また結婚して入れ替えるといった、人が循環する流れが定着していたため、賃金を上げて人材を抱え込んでおく必要がほとんどなかった、という背景があります。

また、女性にとっては以前から人気のある職業のため、保育園側からしても、人材確保の不安はなかったといえるでしょう。

このような事情のため、保育士の世界に一定の年齢以上の男性が飛び込むには、収入面での厳しさがまずあって、更にその水準も、過去の背景から引き上がることに期待が持てないとなると、ある程度のリスクと覚悟を持って保育士になるということですから、急激に男性保育士が増えるというのは、現実的には難しいということになります。

最終更新日 2025年5月20日 by 10witnes