建設工事現場で欠かすことができないものとして、足場の存在が挙げられます。
職人が安全に作業できるように、また効率よく作業を進められることを目的にしているものであり、足場なしでは工事を進めることは難しいほど、大切な存在です。
一言で足場といっても、足場にも様々な種類のものがありますが、その中でもよく使われているものがクサビ式足場と呼ばれるもので、このパイオニアとして足場のシステムや資材の販売、レンタルや工事の委託を行っている会社が、KRH株式会社と呼ばれるものです。
拠点は岐阜県にありますが、全国各地にネットワークが広がり、社会づくりのサポートを担っている一つの企業と言えるでしょう。
KRHが取り扱うクサビ式足場の特徴や、またどれくらいの費用がかかるのかについて、しっかりと把握しておきましょう。

KRH株式会社とは

そもそもKRH株式会社とは、昭和62年に設立された会社で、本社は岐阜県にあり、そのほかにも関東支社が東京にあります。
さらには静岡や横浜などに支店があり、その他にも関西、東北営業所も存在しています。
従業員数は150名ほどですが、足場架払技術者は約250名ほど存在します。
建築業の許可を取得している企業であり、38条建設大臣認定、建築士事務所などにも登録がなされていて、健全な経営体制であることがわかります。
事業内容としては、仮設機材の製造や販売、レンタルや施工などが挙げられます。
昭和62年に設立がなされた会社ですが、その翌年の1月からは、クサビ式足場架払リース事業部を発足しました。
クサビ式足場が誕生してから、それを最大限に生かすことができるようにと、製造や技術の向上に注力してきたのです。
近年では多くの需要があるので、平成25年、そして令和元年に岐阜県に工場を開設しました。
クサビ式足場システムを積極的に開発できるようにと、鉄材の加工から部材の組立、溶接屋メッキまでを一貫して行うことができる工場となっています。
さらに新しい工法を開発するために、開発技術者が集まり、システム化やユニット化に挑戦しています。
これまでに住宅をはじめとし、ビルや建築物の施工実績が高く、安心して依頼することができるでしょう。

クサビ式足場の特徴

KRH株式会社が取り扱うクサビ式足場の特徴を把握したいところですが、まず最初にそもそもクサビ式足場は、一定の間隔で緊結部分がついて、手すりの材料や斜めの材料などをクサビで連結させて、足場を組んで行く方法のことを指しています。
以前までは木造住宅専用と思われてきたのですが、現在ではショッピングセンターなどの大規模な建設の際にも扱われるようになりました。
KRH株式会社には高い実績があり、住宅やショッピングセンターだけではなく、円形の足場システムなど、特殊な用途にも対応しています。
このようなことから様々なニーズに応えられることが分かるでしょう。
足場が改良されることにより、これまでの部材がつかなくなってしまうのではないかと思う人もいるかもしれませんが、従来のタイプのシチュー休みだなどはそのまま使うことができるので安心です。

クサビ式足場の開発製造部門であるカオルジャパン株式会社

KRHグループの中でも、クサビ式足場の開発製造部門に当たる会社が、カオルジャパン株式会社と呼ばれるものです。
創業期以来20年以上に渡って、クサビ式システムの開発に従事してきたのです。
モットーは良いものをより安全に、より早く、より安くです。
高い性能や品質を兼ね備えたキャッチャーシステムを採用し、創業から高い技術力やノウハウを培ってきました。
在庫管理体制にも優れていて、運搬車両を常に待機させておくため、迅速にサービスを提供できる体制が整っています。
実際にどれくらいの費用がかかるのか、気になる人も多いかもしれませんが、架払工事においてはクサビ式足場の施工スピードが速いことから、ストックヤードがいりません。
比較的コストを抑えられる事が一つの魅力であり、足場レンタルを活用することにより、導入資金も最小限に抑えることができるでしょう。
すると手持ちの運転資金を増やすことができます。
コストを抑えた施工ができることが、一番のメリットと言えます。
建設現場において、足場はなくてはならない存在と言えるでしょう。
クサビ式システムのパイオニアとして、KRH株式会社は、安全性や耐久性を維持することはもちろんのこと、施工のしやすさやストックの利便性、可搬性など、細かい部分にも目を向けた上で、工法を開発したり、システム化、ユニット化などに取り組んでいるのです。

まとめ

レンタルも扱っていますが、物件の情報からニーズを把握した上で、必要となる資材がどのようなものなのかをすぐに考えて材料を揃え、迅速に対応してくれる特徴があります。
安心で安全、そしてローコストな工事で業界をリードする会社と言えるでしょう。
今後も品質向上を目指しながら発展していくことが予想できます。
今後の活躍にも注目したいところです。

最終更新日 2025年5月20日 by 10witnes